【初心者向け】環境認識とは
こんにちは、KZです。
今回は環境認識について書いていきたいと思います。
ローソク足、ダウ理論と、視点をコアな部分からトレンドへと段々と広げてきた中で、もう少し広げてみようという意味で今回の構成を考えました。
ローソク足の項目ではローソク足の見え方や、分解や合成、つまり「今はこう見えてるけど、これより上位足・下位足ではどう見えてるの?」という部分へのアプローチを行いました。
ダウ理論ではトレンドについてを学んできました。「こんな動き方してるけどアップトレンド?ダウントレンド?」という動きに対して、世界中のトレーダーと同じ視点を持てるようになってきているはずです。
これらを組み合わせた考え方が”環境認識”ということになります。
まだまだ実際に買い注文、売り注文というところまではいけてませんが、非常に大事なパートなので頑張っていきましょう。
【ざっくりまとめ】
環境認識の極意は ”森を見て木を見る” こと!
一行で終わるのに環境認識に時間をかける人もいる。
そういうことです。
目次
1.環境認識とは
先述の通り”森を見て木を見ること”と言ってしまえばそれまでなんですが、言葉の本質をとらえるには不十分かなとも感じています。
ローソク足では「表示している時間足での最小単位の物の考え方」を学びました。
ダウ理論では「表示している時間足での一定方向へ進む力と、それを読む力」を学んできました。
環境認識とはその2つの概念×時間足をずらして考えるということです。
つまり、「表示している時間足より、上の時間足でどのような状況なのかを捉えていく」ということですね。
概念的な説明ばっかりですが、実際どういうことか説明します。
実際の説明はいろんなトレードスタイルがあるので、なかなか定義しにくいですが、ここではオーソドックスなスタイルでお話しします。
1時間足をエントリートリガーとして考えてる場合、環境認識は「表示している時間足より上の時間足」で行いますから、4時間足や日足で行います。
4時間足、日足でどういった動きをしている中の、1時間足(かつ、現在のプライス)なのかということを捉えていくということです。
日足
日足で見ると下値が堅く、だんだんと高値を切り下げてきていることが分かります。
ローソク足のみの分析を行うと、実体の大きさがだんだんと小さくなっているので、一日を通して値動きの変動が少なくなってきているのがわかります。
1時間足
1日のローソク足実体が短くなっている中で、波形がレンジに入っているのが分かります。1時間足で見ると日足のローソク足1本の中でも波を描いていて、上も堅ければ下も堅いのが見て取れます。
ここで日足で分析した、高値は切り下がっているけど、安値は変わらないという情報と照らし合わせます。
今のところ状況として考えられるのは…
の3つのストーリーです。
なぜこの安値かというのは今後予定する水平線の項目、利確目標、損切に関してはまた別項目を用意します。
今回大事なのはこのストーリーを考える、という点です。
①では現在の安値が日足でも安値を形成しているので、ここでまた跳ね返されるパターン。現在あまり高値に関しては日足でしか意識されていないため、1時間足上では大きく跳ねるであろうというストーリーですね。
②では跳ね返されるものの、高値は超えていかないパターン。ダウのトレンドを意識しつつ、高値もだんだん切り下がっていくだろうというストーリーです。
③では日足で意識される安値を割っていくパターン。すごく堅い安値を割っていき、ここでレンジからダウントレンドに行くぞ!っていうストーリーです。
環境認識っていうのはこのようにストーリーを作っていくことです。
ストーリー通りに動いたな、っていうのが確認出来たら、自分のエントリートリガーまで待つ。
これが一連の流れになります。
エントリーについてはまた別項目で!
【まとめ】
”森を見て木を見る!”
”結婚するなら彼女の親を見ろ!”
(エントリーするなら時間足の上の時間足を見ろ)