FX plus ULTRA 【KZ】

知識の宝物殿

【未経験者向け】FXという資産運用

こんにちは、KZです。

 

今回は全くFXをやったことがない、資産運用としてFXを選んでみたけど何かわからない人向けの記事となります。

 

もしよかったらお付き合いください。

 

 

【ざっくりまとめ】

FXとは、外国為替のことで、外貨を買う、売るという取引の中、金額の差、金利差で損益が発生するシステムのこと

いろいろな用語がポンポン飛び交うので、まとめておきます

一攫千金のイメージがありますが、本当はそうじゃない! コツコツ、ルール通りに行う資産運用です

 

 

目次

 

 

 

1.FXで利益が出る仕組みと損する仕組み

 

FXで利益が出る仕組みは2種類あります。

1つは売り買いの価格差。

もう1つは金利差。

 

この2つから説明したいと思います。

 

 

・価格差について

これはシンプルに、買った値段より売った値段のが高ければ利益になります。

逆に買った値段より売った値段が低ければ損失になってしまいます。

 

シンプルな例を出すと

1個100円のりんごを買いました。

しばらくしてから1個110円になっていたので、もっていたりんごを売りました。

価格差は10円なので、10円儲かりました。

 

ということです。

逆にりんごが90円になってしまった…というのが損失になるわけです。

 

これをとんでもない取引量でやる、と考えてもらえれば一番早いでしょう。

 

FXには逆もあって、買っていないのに売ることもできるんです。(空売り

その場合は決済するときは買い注文(買戻し)となって、問題なく決済されます。

 

 

金利差について

 

スワップポイント、と言います。

 

これは各国で定められた金利があります。年利、年利率、といわれてるやつです。

例えば日本では0.01%とかってなってます。(金融庁HPで見てみてください)

それが外国だと金利が良かったり、さらに悪かったり、はたまた日本銀行

コロナウイルスの影響で経済にダメージがあると下げたりというふうに変化します。

 

その金利差で損益が出る仕組みをスワップポイント、と言います。

取引通貨×年利/365で一日当たりの金利から受け取れる(-だったら支払う)ので、スワップポイント狙いのトレーダーも大勢います。

これは外国の金利を加味して、取引業者(ブローカー)が各社で設定できるので、大きい小さいは様々です。

 

金利差についてはまた別の記事で公開したいと思います。

 

 

利益になる仕組みは以上です。

上で書いた条件でのみ、利益は生まれてきます。

 

損する仕組みは上の二項目でマイナスを出す以外にも一点あります。

 

 

・スプレッドについて

 

スプレッドとは、取引会社(ブローカー)への手数料です。

買い値、売り値に差をつけることで、その間の差が取引会社への手数料となります。

たとえば、1個100円で買っても、売るときは99円で、間の1円が手数料、という形になります。

実際の数字としては0.01円とかなのですが、大きな取引量になれば額としては大きくなります。しかし実際に使うアプリやソフトには手数料は差し引切れた状態で金額が出るため、あまり意識することはないです。

 

スプレッドで気を付けるべき点は額ではなく、固定の手数料ではないという点です。

普段安定しているときは大きな額は取られないですが、値段の動きが激しくなったり、取引してる人がリアルタイムで減少したりすると大きくなる点です。

こういった状態を「スプレッドが広がっている」と言いますが、普段は意識しないまでも、広がっているときに取引するとロスが大きいのも事実なので、やめておきましょう。

 

 

2.用語について

 

今後さまざまな記事を上げていく上でも、専門用語が多くなると思います。

基礎的な部分に関してはいったん解説しておきたいと思います。

 

・ポジション(ポジ、ポジる)

ポジションとは、建玉のことです。

注文→保有→決済の流れの中で、保有している状態の銘柄を建玉やポジションと言います。

「今握ってるポジなんすか?」

ドル円ロングでポジってます」

など

 

・ロング/ショート

ポジションの項目で出た、ロングのことです。

ロングとは買いポジションの注文を入れること

ショートとは売りポジションの注文を入れることです

まんまロング握ってる、という使い方もします。

 

スワップ

前述の金利差のことです

「~~の銘柄握りすぎてスワップ爆損だよ」

というのは、~~の銘柄が予想とは逆行してしまい、スワップ金利もマイナスだったため、戻ってくるのを待ったものの、金利差で大きな損をしてしまった、という意味です

 

・握る

ポジションを長く持っていることを言います。

利益が出ている状態で長く持っているとしても、出来るだけ早く利益を確定させたい欲望なども出てくるため、数か月単位で保有したりする人を「握力が高い」ということもあります。

 

・スプレッド

取引手数料のことです。

基本的な設定は数pipsですが、ボラティリティが大きいときは広がります。

基軸通貨(ドル、ユーロ、円)絡みは狭く、マイナー通貨ほど広い傾向があります。

 

・pips

「Percntage In Point」のこと。FXトレードにおける、単位です。

日本で流通しているのは円です。銭という数え方はありますが、実際のお金は流通していませんよね?

アメリカではドルですが、その下にはセントもあります。ほかの国でも同様です。

そんな中で、流通している通貨の1%の単位を共通にしましょうよ、という流れでできたのが、「pips」です。

流通している通貨の1%なので、例えば

円ならば「123.45」円の5の部分の位が1pipsということになります。

ドルならば「1.2345」ドルの5の部分の位が1pipsですね。

ドルはこの場合、1ドル23セント…の1%の部分が1pipsになります。

 

最初は頭が混乱しますが、だいたいやってれば慣れます!笑

 

ボラティリティ

ボラ、と略します。

シンプルに値幅のことです。ボラが大きい=なんかすっごい動く! ボラが小さい=全然動かん…

ってことです。

基本的に利益や損失は証拠金に対して一定にすることがリスク管理、と言われています。動いた値幅×LOT数=利益 になるので、値幅が小さくともLOT数を上げれば稼ぐことはできます。

 

・LOT

ロット。注文単位のことです。

国内FXでは1LOT=1万通貨、海外FXでは1LOT=10万通貨であることが多いです。

 

レバレッジ

レバレッジ。すなわちてこの原理。

よくハイレバは危ないとかっていうのは聞くと思います。

レバレッジとは、自分の持っている資金に対してかかる割合のことで、自己資金を担保に借り入れるお金のことです。10万円証券会社に証拠金として入金したとして、レバレッジ1000倍だとしたら、1億円のお金を動かせるということです。

利益も莫大ですが、損失も莫大です。なので、ハイレバは危ない、と言われます。しかし10万円だけでやろうにも、本当にすずめの涙しか稼げないのも事実…。なので上手く管理して、リスクもありますが、武器として使っていくものです。

 

 

用語ひとつとっても1記事になるまで解説してもいいのですが、なるべく情報量を絞って簡潔にまとめてみました。

興味があれば詳しく解説したサイトがそこら中にあるので見てみてください。

 

また、理解が難しい箇所もあるかと思います。コメントくだされば、記事修正を行います。

以上のことは一個前の記事で紹介した書籍にも詳しく乗っています。

わからないとき調べるのが面倒だという方や、頻繁に見返して理解を深めたい方は書籍の購入を検討してみてください。

 

 

 

3.FXとは…

この項目はコラムみたいなものです。

数年前仮想通貨で億り人というワードが人気になりましたね。

FXでも同様に一昔前からメジャーな資産運用法としてメディアにも取り上げられ、「一攫千金!」とか「主婦で1億稼いだ!」とかっていうことで注目を浴びました。

 

まあ、確かにそういうこともあるでしょう。急騰急落の場面に大きなロットを張ることが出来れば、秒で稼げてしまうこともなくはないです。

しかしプロのトレーダーたちは毎回そんなことをしてるわけではありません。

なぜなら、未来予知の能力があるわけでもなく、また予想が100%当たるわけではないからです。

常に負け方を考え、きれいに負ける。これを徹底しないと自分の資金を食いつぶす羽目になります。

プロトレーダーとは綺麗な負け方を知っている人、ということです。

退場してしまうことだけは避けなければいけません。

 

100万円の原資があるとしましょう。

どのように資金を投入して、どのくらいのペースで勝っていくイメージが湧きますか?

わたしなら100万円あれば、1万円ずつしかエントリーしません。負け幅は1万円、勝ち幅は2万円以上になるポイントのみを重点的にトレードし、勝率は60%~70%程度で行うでしょう。

 

FXとは一攫千金のアメリカンドリームではありません。

コツコツと利益を積み重ねていくものです。

地獄の沙汰も金次第、ならば利益を積み重ねるFXはさながら賽の河原といったところでしょうか。