FX plus ULTRA 【KZ】

知識の宝物殿

【初心者~中級者向け】ローソク足・補講

こんにちは、KZです。

 

前回記事の補講を行います。

補修講座、ではなく、補強講座なので、必ず前回記事を履修してくださいね。

 

当記事では前回記事のローソク足の補強を行います。

主にローソク足の形成、上位足、下位足の関係に重きを置きます。

 

しっかり図解していきますのでどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

目次

 

 

1.ローソク足形成の図解

①1時間足のストーリー

ドル円1時間足をご覧いただきたいと思います。

今後使用するチャート絵はリアルタイムのものを撮影しているので、多少プライスや足の形成に影響がありますがご容赦ください。

 

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適当なところに縦線を引きました。

15分足→5分足と分解していく中で、1枚に収まるポイントとして引きました。

 

前回の記事を見返してみればローソク足一本ごとに判断できるものはわかりますか?

 

赤線の次の足から一本一本判断してみましょう。

もうすでに決まってしまったチャートだとしても、しっかり分析していくことでリアルタイムトレードでの判断スピードが速くなります

判断スピードが速い=迷いがない=自信に繋がります

自信がないトレードは、エントリー後もチャートがずっと気になって仕方がないですから、自信をつけていきましょう。

 

赤線の次の陽線から行きます。

 

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・下ヒゲに支えられてグンと伸びた陽線

 →前回安値まで伸びてから上げているので、上がり基調

 

・下ヒゲに支えられて伸びたものの、伸び率が一個前より弱い陽線

 →順調にアップトレンドを形成しているものの、勢いが落ちてきたかも

 

・短い下ヒゲ、上ヒゲに囲まれた長い陽線

 →比較的トレンドの中盤に出やすいローソク足ではあるが、前回高値をタッチしている

 (中級者向けで言った、出てくる”場所”を意識する)

 

・上ヒゲからの陰線

 →売り圧の高まりを認識するので、このローソク足始値(前回ローソク足終値)のラインを、出てくる”場所”として意識する。

 

・下ヒゲからの陽線

 →売り圧を感じてからの買いがあったにもかかわらず、高値を超えていない。

 

・下ヒゲからの買い圧のある陰線(2連発)

 →徐々に切り下がっているため、アップトレンドはいったんの収束を見せ始めた?

 

・ヒゲの短い陽線

 →いったん下げ始めたものの、このローソク足1本でまた拮抗し始めた。

 

・上、下のヒゲに支えられた短い陽線

 →いったん大きく上げたものの、売り圧に負けて下げてきた。短い陽線は下げの途中で1時間足が確定したと見る。

 

・大きな陰線

 →この足で前回の大きな陽線を超えた。つまり、前回の大きな買い支え以上の売り圧があったということで、トレンドはいったんダウン方向へ向かうと予想できる。

 

 

というように、ローソク一本にもストーリーがあることがわかります。

実際はもう少し大きな枠組みでとらえていきますが、こういったことを無意識でやっていくことで予想の精度を上げていくようにします。

高値付近の動きでは実際には「モジモジしてる」という一言で表現したり、その後の大きなひげを伴ったローソク足では「ガッと来て下がったなー」という表現だったりします。(笑)

 

 

②1時間足→15分足への分解

実際に分解しましょう。

 

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15分足4本が重なって1時間足1本になりますから、この4本でまたストーリーを読み取って…

というような話になります

 

如何でしょう?

 

何を考えてほしいかというと、このチャートを見て、1時間足で想定していた値段の動き方をしていましたか?

序盤のほうは”素直”な動き方をしていたと思います。ちゃんと押し目を作って上に上がっていく形ですね。

 

しかし高値付近だといったポイントでは”荒れた”動きになっていると思います。

前述するところで言うと”モジモジしてんなー”と言うところで、素直な動きから荒れた動きになったわけです。

 

なぜ素直な動きだったか?

それは相場参加者の多くが、これをアップトレンドだと認識して、買っては売り(上げては押し目を作り)を繰り返していたからです。

 

なぜ荒れた動きになったか?

相場参加者の中でアップトレンドなのかダウントレンドなのか、その割合が変化したからです。今までアップトレンドだと思っていた参加者の何割かがダウントレンドに傾いた、もしくはポジションを決済したとみるのが妥当でしょう。

 

そのトリガーとなったのが前回向けの中級者向けの部分で言った”場所”と”時間”ということです。

 

③15分足→5分足へ

 

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はい。

 

ここからはおまけですね。

どうですか? 15分足で感じたストーリーと合致しましたか?

 

最後のチャートのすごくいいところは、大陽線のあとに大陰線がくるポイントがあるってところですね。

 

自分なりのとらえ方を掲載しておきます。

 

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このように形でとらえることが多いです。

 

完全に解説する気なしで自分の言葉のみで言うのであれば

”グワーーーっと上げて” ”ゆったり三角作って” ”トレンド最後のひと伸びをして” ”ググッと下がる”

という感じです

 

自分なりの言葉が出てくるようになれば、なんとなく流れをとらえらるようになったのでは?と思います。

 

 

④さいごに

ローソク足の形成についてはいかがだったでしょうか?

今回は上位足から下位足に向かって、ひとつの方向性をもってやってみましたが、理解できたでしょうか?

 

上位足からやったことにも意味があり、上位足で大きなトレンドを把握して、下位足でエントリーポイントを探るというのが基本的なムーヴになるからです。

 

この流れはずっと使うので覚えておいてください。

 

ちなみに下位足からトレンドは発生するので、下位足を見て上位足を予想していくやり方もあります。

表裏一体ですね!

 

ありがとうございました。